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昭和の動乱〈下〉 (中公文庫BIBLIO20世紀)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 74470 位
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当事者から語られる大東亜戦争
下巻では、日米交渉や大東亜戦争、終戦と戦後が描かれています。
下巻は特に筆者の意見を交えながら史実が語られています。
今の論者達の著書からは決して知りえない史実が数多くあり、大変興味深い内容になっています。
また、筆者の意見に関しては重光氏がどのような事を考えていたのか、どうのような意見の持ち主なのかなどを知る上では欠かせないでしょう。
特に、戦艦ミズーリでの降伏文書著印の際の描写はミズーリとその情景が目に浮かんでくるような気分でした。
東京裁判についての描写が無いのは残念ですが、昭和史を勉強する人は読んでおくべきだと思います。
昭和の動乱(下)を読んで
戦前外交官として活躍し、戦後は鳩山内閣の外務大臣となった重光葵の回想録。下巻は日独伊三国同盟の締結から敗戦までを扱っている。重光は東条内閣の外務大臣として、中国との間の関係の正常化に尽力する。日本の敗北が確定的となったときに、指導者層の多くがソ連を通じて英米と和解することを追及したのに対し、重光はソ連の対日参戦は不可避であり、ソ連を仲介者とする選択肢はありえないと冷徹な国際情勢判断を示した。重光辞任後の政府がソ連の仲介を期待せず、早急に戦争を終結させていたならば、ソ連によるシベリア抑留、広島、長崎の悲劇も避けられていたかもしれない。 後世に生きる我々は、「戦争を起こしたのは間違いであった」という単純な認識に止まらず、何故戦争を止めることができなかったのかを詳しく知るべきである。そのためには、あの時代のディテールを知ることが不可欠である。「昭和の動乱」はそのために必読の書物と言えよう。
中央公論社
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