このような入門書がほしかった
物理学、特に物性物理(condensed matter physics)を勉強したい学生や大学院生に適切な題材を選んだ計算物理の教科書が今までいくつか有った。でも満足できるものはなかった。 このシリーズは、内容、分量、扱っている程度すべて適切で、お薦めできる。 ただ、高木貞治「解析概論」とCourant-Hilbert「数理物理学の方法」を何度も推薦しているところは同意しかねる。残念なところは、記述の誤りが少なくとも20カ所以上有るところだ。教科書を全部は信用せず、誤りを見つけてやろうという態度を身につけるのにはいいかもしれないが、早く再販が出て誤りが訂正されることを期待する。
計算物理初心者にお薦めの一冊です
現在発刊されている”コンピュータによる数値解析”のテキストは、数学者や工学者が著したものがほとんどであり、物理学への応用にはややgapがあったと思います。特に具体的な適用例についての記述が乏しく、自分でいろいろ試行錯誤する必要があったため、初学者にとっては敷居が高くなっていたのではないでしょうか。 その点、本書は”コンピュータによる物理学”にfocusし、具体的な応用例や実践上で留意すべき事項の指摘など、よりpracticalな内容を盛り込むとともに、「コンピュータを過信してはならない」という戒めをも含んでおり、非常に画期的な内容となっています。(プログラム例や関連情報、errataなどのafter followがweb上にないのが残念ですが・・・) 物理学専攻でなくとも、計算機を使って物理現象を調べることに携わる全ての人に入門書としてお薦めできます。
朝倉書店
計算物理〈2〉 基礎物理学シリーズ―14 計算物理〈3〉数値磁性体物性入門 基礎物理学シリーズ―15 相転移・臨界現象の統計物理学 新物理学シリーズ 計算物理学 ハイゼンベルクの顕微鏡~不確定性原理は超えられるか
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